室長 平野 大輔
明るい豊かな社会を実現するために、青年会議所はまちや人のことを考え行動ができる同志が集い、地域の担い手となってきました。青年会議所では、現役メンバーや卒業された先輩たち、新たに加わる仲間との出会いが自己を成長させるだけでなく、社業やプライベートにおいても有意義なものとなります。しかし、人が集まれば勝手に成長できるわけではありません。組織としての理念、意義や目的を理解し、秩序ある団体として組織を構築することが重要です。持続可能な組織としてより発展するために、今までの運営方法から学び、その一つひとつの意味を理解した上で、まちや人にとって何が必要かを考え行動し、仲間たちと成長するための機会が必要です。
そのためにはまず、新たに加わるメンバーたちが委員会の枠を越えた組織を形成し、現役メンバーたちと交流を通して青年会議所の基本知識だけでなく、過去と現在の活動から学び、様々な視点から議論を行い、明確な目的を設定した上で活動していただきます。そして、活動に参加する意味を理解していただくために自ら事業構築を行い、その大変さや楽しさ、やりがいを持っていただき、青年会議所の三信条を体現することで組織への理解と愛着心が育ち、活動に参加するための意識を醸成します。また、自らの活動に自信を持ち、自己成長を遂げることで将来の青年会議所を担う人材となっていただきます。さらに、仲間と切磋琢磨し喜びを共有し、意識向上につながることで、家族や友達だけでなく多くの市民に青年会議所活動が知れ渡り、会員増加においての土壌ができます。
仲間を増やし、互いに成長していくことは、会員それぞれが抱える問題や課題を解決していくことに直結します。自身の成長が周りにいる仲間への成長につながり、さらに、組織の質が向上することで人を成長させる環境ができる良い循環になります。新しい会員が増え続けることで、青年会議所の運動を起こす力が大きくなり、未来を変える組織となると確信します。
