監事 小林 鋼平
青年会議所活動に対するエネルギー効率を上げたい。これが私の一年間の目標です。豊橋青年会議所のメンバーの皆様が青年会議所活動に費やすエネルギーは膨大なものであると感じています。しかし費やしたエネルギーが効果的にまちの発展や会員の資質向上に変換されているかというと当てはまらないと考えます。それはなぜか。理想的なエネルギー変換モデルにカルノーサイクルという概念があります。カルノーサイクルが実現できない原因としてエントロピーの増加があげられます。自然科学的な視点で考えるのであれば組織の効率を上げるためにはエントロピーの増加をできるだけ少なくすれば良いのではないかという仮説が得られます。つまり規律を全会員が守ることです。ルールを守り、そのうえで支障が出るのなら原因となるルールの問題点を改善する必要があります。だからこそ組織がより良くなるために、会員の皆様が費やすエネルギーを最大限この社会の発展に寄与させるために無駄なルールを変えなければなりません。そのために私は皆様の情熱、友情、信念といった青年会議所活動に対する想いとは異なる視点で組織運営を監査したいと思います。当然、監事の最も重要な役割として理事及び理事会に不正はないか、定款や法令に反していないか監査し、違反する恐れがある場合は差し止めを請求することが求められます。ときに理事や会員の皆様の利益に反する行動も取るでしょう。しかし全てはこの組織がより良くあるために取組むことをお誓い申し上げます。「どちへんなし」このスローガンを最も体現できる者でありたいと思います。