激しく変化する時代の中で私たち大人が子どもたちにとって必要な教育が行えているだろうか。その環境を子どもたちに与えられているのだろうか。大人たちの教育に対する意識も教育機関や教育ツールなどに依存し、勉学と習用に集中している今、子どもたちが自然やひとと触れ合い心や体で感じる学びが減少したことで偏りが生じ、子どもたちの学びに対する意欲や関心が低くなっています。豊橋青年会議所の行ってきた過去の事業や関係諸団体との繋がりを最大限に活かし、子どもたちに一つでも多くの得意なことや夢中になれることを身に付けていただく必要があります。
まずは、私たち豊橋青年会議所全体で過去の活動に向き合い議論を重ねることで、ひとやまちに何が必要かを考えていただきます。多くの会員から多くの考えを引き出し活動へ反映させることで、組織が打ち出す事業の質向上へつなげます。そして、未来のチカラ活性化グループでは担当する委員会とともに子どもたちの経験する機会を創出し、原体験から枠にとらわれることのない自由な発想を引き出し挑戦する精神を育みます。さらに、同時にコミュニケーション能力も身に付けていただくことで子どもたちの選択肢を広げ、前向きにモノゴトを考えていく適応力を身に付けます。また、子どもたち一人ひとりが自分自身の成長を実感することで自信を持っていただき未来への「生きるチカラ」としていただきます。
心身ともに成長した子どもたちは人生の楽しさを学び育み、「生きるチカラ」を築きあげることができます。なにごとにも挑戦し、楽しいことや苦しいこと、喜びや悲しみを経験していく中で、未来を切り開くチカラにつなげることができます。子どもたちの成長するストーリーは地域の大人たちに感動と喜びを与え、心が動かされた大人たちがまた考え行動することで、次の世代の子どもたちを取り巻く環境にも対応した教育へと進化し続けます。そして私たち豊橋青年会議所が子どもたちの未来を考え行動し続けることで、未来が明るく豊かになると確信します。
副理事長 平野 大輔