委員長 玉井 久美子
豊橋は戦後からの復興において、まちづくりは「過去の復旧ではなく近代都市としての条件」を満たす計画のもと行われてきました。その結果、生活圏の中に一次産業から三次産業までの豊富な雇用が創出され、各地域の多様な文化が醸成されてきました。それと連動するように、ひととひとが自然とつながり地縁が生まれ、豊橋という地域の中で豊かな人間関係が育まれてきました。しかし、経済的豊かさ
と同時に地域生活も合理的になり便利になった反面、身近なひととのつながりが希薄化し、その結果、豊橋というまちが創られてきた歴史や文化が伝承される機会も減少してしまいました。豊かな文化が薄れゆく現代だからこそ住みやすいまちの謎を解き、新たなひととひとのつながりを創り出す必要があります。
まずは、若い世代の方々へ、自身が生まれ育った豊橋というまちの原点を学び興味を持っていただくために、このまちの歴史や文化を知る人たちとふれあう機会を創出します。そして、歴史や文化に直接触れることで、郷土に対する意識を高め、まちの価値を再認識する機会を創出し、豊橋の魅力や特性を活かした取り組みを行います。さらに、ひととひとのつながりを創り出すために、世代を越えた交流の
中で協力し合い、豊橋の魅力を多くの人たちに発信する場を提供します。また、この活動を一体となり体験することで、より多くの人たちがまちに誇りを持ち、地元として受け入れられるひととなります。この体験を共有することで、ひととのつながりも、このまちに生きている自分自身も、このまちの魅力の一部であると実感することで郷土愛は醸成されます。
ひととひとが関わり、ともに活動することで心は動かされ、まちの魅力を体感することで誇りが生まれます。生活や仕事をし、人生を送る中で沢山の人たちと人間関係を築くことにより愛着が深まり、自慢の故郷となります。このまちに住む人たちにとって豊橋が自慢の故郷となることで、将来若い世代が進学、就職で市外へ出ていくことがあっても、定期的に帰りたいと思える地元となり、これこそが故郷を想う郷土愛であります。そして、豊橋という地域を誇ることができれば、自然と魅力溢れる豊橋が広く知れ渡ります。また、郷土愛を持った人たちが、世代を越えその愛着と誇りを伝承し続けることで、このまちを魅力的な地元として誰もが誇れる幸せなまちを築いていく源となることを確信しています。
副委員長 平松 大地 |
副委員長 森 孝太郎 |
卒業生 大谷 誠 |
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委員 表 厚至 |
委員 川村 茂樹 |
委員 河西 将輝 |
委員 芝本 晃基 |
委員 平野 達也 |
委員 牧野 孝幸 |
新入会員 荻野 龍 |
新入会員 神谷 慶 |
新入会員 北河 成輝 |
新入会員 平野 祐太 |
・8月例会 |